1970年代後半のフランスのエレクトロニック・ミュージックシーンか、Jean-Michel Jarreが出てきた頃かな。80年代に入ると、Michel Polnareffもかなりエレポ色の強い作品を出してたな、Serge Gainsbourgは言わずもがな。とは言え、この頃はフランスにはまだビートミュージックとしてのエレクトロニック・ミュージックはなかった。
しかし、映画が始まったらそんな生半可な予備知識は吹っ飛んだ。この主人公の女の子、パリではまだ聞かれていなかった最新のミュージックソースに触れていて、ガッツリ踊れる黎明期のクラブミュージック!お友だちのオジサンが紹介する音源もヤバいね!
と言うか、この時代に部屋いっぱいにガッツリシンセを組んでる女子がパリにいるなんて知らなかった。
黎明期のオリジネーターとしての苦労話のストーリーも面白かったが、やっぱり主人公は音楽だ。座ってはいるけれど、当時の初期衝動を蘇らせるサントラに身体が動かずにいられなかった。コロナでクラブに行けないなら、映画館に行け!と言う感じ。
#プリキュア映画も今日から公開だけど、こちらはまた来週。
