ソウルと言っても、前回のロックディーバから外れた音楽ジャンルを網羅するので、ちょっと違うランキング。
・Lisa Stansfield (Blue Zone)
聞いたことあるのは'affection'一作だけだが、このアルバム一枚だけでも十分歴史に残る名作。Blue Zoneのパーフェクトな打ち込みも重要なのだけど。打ち込みでソウルフルなボーカルと言うジャンルの最高傑作。
・Annie Lennox (Eurythmics)
もちろんDave StewartあってのEurythmicsなので、アニーのソロ作品はあまり聞いてない。とにかく'Sweet Dreams(are made of this)'が傑作過ぎる。エレクトロニック・ソウルの枠にとどまらない、ポップアートなどにも影響を与えた傑作。
・Colline (Swing Out Sister)
日本でも売れた'Breakout'なんかは結構最近でもCM で使われたりするので、若い人も耳にしたことがあるんじゃないか。バブル期はド派手なディスコより、その後の渋谷系の流れを作って行くような、ジャズテイストのエレクトロニック・ソウルの最重要ユニット。
・岡田有希子
ジャパニーズポップスのプリンセス。
・Sirkka-Liisa Krapioja-Saas
フィンランド演歌の味わい深さ。ポルトガルのファドなどにも通じる、哀愁深い歌。アイルランドのバスキングが好きな人にもおすすめ。とはいえ、YouTubeくらいにしか音源がなくて、amazonにも在庫ないのだが。
・荻野目洋子
日本人のソウルディーバと言えば美空ひばりか和田アキ子なのだろうが、世代的にはやっぱり荻野目ちゃん。平野ノラの影響ですっかりバブル時代のアイコンと言う印象がついてしまったが、ちゃんとアメリカレコーディングで全曲英語のアルバムも出しているので、胸を張ってディーバと呼べる人。
・Enya
アイルランドの歌姫。敬虔な信仰を感じさせる、超越した慈愛を感じさせる楽曲、歌声。
・Patricia Kaas
フレンチポップスの歴史を変えたソウルフルなシャンソン。
・Anita Ward
'Ring My Bell'と言う曲の一発屋ではあるが、Diana Ross やAretha Franklin みたいに評価が定まっている人と新人とでは、やはり新人の方がインパクトがあった。
・Yvonne Elliman
Saturday Night FeverではもちろんBee Geesなんかも良いのだが、バラードの印象が強かったBarry Manilowとか、このイボンヌ・エリマンの"If Ì Can't Have You'が残る。